逆襲の革命マン

逆襲のシャアと少女革命ウテナとキン肉マンが好きです。

おすすめのKindle92%ポイント還元漫画

Kindleでコミック本1巻が92%ポイント還元になるセールが開催されている。

誰もおすすめの漫画を教えてくれないのでおすすめする。読め。

この中に好きな漫画があれば私におすすめする漫画を教えろ。

簡単な解説も付記するので読んだことないなら絶対に面白いので読め。

なお、本記事のリンクは全てアフィリエイトを利用してないのでアフィリンク踏んだら即死ぬ太郎のみなさんも安心して踏め。

 

喧嘩稼業

 喧嘩稼業/木多康昭ヤングマガジン連載中)

90年代に週刊少年ジャンプで『幕張』を連載していたことで知られる木多康昭による格闘漫画。

喧嘩商売』の第二部がこの『喧嘩稼業』だが、第一部は全24巻もある。

第一部の終盤で総勢16人によるトーナメントの開催が発表され、第二部はそのトーナメントの内容が描かれる。

グラップラー刃牙』の最大トーナメントよりもキャラの掘り下げが深く、どのキャラも考えて戦うため、心理描写の読みごたえがある。

元いじめられっ子で完璧主義の主人公が唯一勝てなかったライバルを倒すために奮闘する、と言うとありがちなストーリーに思えるが、主人公が180cm越えで筋肉質というフィジカル至上主義なのでファンタジー系バトル漫画嫌いにもおすすめ。

敵を倒すためなら眼球を容赦なく潰すしドーピングもするし下剤を盛ったり即死クラスの毒物を使ったりするダーティ主人公なので好みが分かれるが、その辺を除けば話の盛り上げ方は基本的に少年漫画の文法に則っているため熱い。

第二部から読み始めても問題はないのだが、キャラのバックボーンを知っておきたい、という方には『最強十六闘士セレクション』をおすすめする。

一冊54円、全巻で432円(JCの印刷書籍版と同額!)だが一冊平均152ページ収録なのでとてもお得。セールとか知らんからこれだけでも読め。

ただ、『十六闘士セレクション』には主人公・佐藤十兵衛の試合が一切収録されてないので、面白く感じたのなら『喧嘩商売』全巻を読んだ方がいいので今すぐ読もう。

『稼業』3巻までで一試合に区切りがつくので、『商売』を読むのはそれ以降でいいと思う。まずは3巻まで読んでくれ。

例の「コロボックルのボクササイズ」の元ネタ(『セレクション』2巻と『喧嘩稼業』1巻に収録されている)。

こんな漫画が好きな人におすすめ→手品先輩、グラップラー刃牙、ケンガンアシュラ、賭博黙示録カイジ

 

出会って5秒でバトル

出会って5秒でバトル/はらわたさいぞう・みやこかしわ裏サンデー連載中)

新都社連載の作品を作画を替えてリメイク(というか移籍)したもの。

出自はワンパンマンみたいなものと言えば分かりやすいだろうか。

移籍後、原作の方は更新が止まっているため、その続きを読むためにはこちらのリメイク版を読まなければいけなくなっている。原作はリメイク版の2~3巻部分までの内容。

能力バトルものだが主人公の能力がかなりトリッキーで、いわゆるデスゲームだが「使いづらい能力をいかに使用するか」というギミックが楽しい。

弱い能力を駆使して戦う、ブラフで敵を惑わし話術で勝つ、といったタイプではなく主人公が「自分の能力は何ができるのか」という考察をしながら戦う異色の作品。

タイトルがAVのパロディで略称はであごだが別段エロ要素はない。

こんな漫画が好きな人におすすめ→HUNTER×HUNTER、DEATH NONTE

 

ザ・ファブル

ザ・ファブル/南勝久ヤングマガジン連載中)

『ナニワトモアレ』シリーズを連載していた南勝久の最新作。

前作とは打って変わってシリアス路線。

舞台は同じく大阪だが、本作では架空の町で、「クルマ」や「オンナ」といった一般受けしない題材は出てこないため読みやすい。

伝説の殺し屋が一時休業して一般人として生活する、というストーリーだが時折バイオレンスな事件が起き、主人公がそれに否応なく巻き込まれていく。

主人公の平穏が崩される一線を越える日が来るのか、とひやひやしながら読むことになる。

グロテスクな描写は少ないが、殺し屋として生きざるを得ない主人公の悲哀が面白い。

兄と妹のほのぼの日常漫画なので私は個人的に「ヤンマガうまるちゃん」と呼んでいる。

こんな漫画が好きな人におすすめ→殺し屋1干物妹!うまるちゃん

 

はぐれアイドル地獄変

はぐれアイドル地獄変/高遠るい別冊漫画ゴラク連載中)

前述の『喧嘩商売』も刃牙フォロワーだが(というか、格闘技漫画自体刃牙を望む望まざるに関わらずフォローしているが)、純刃牙フォロワーな作品。

お色気、ギャグ、バトルがいい塩梅でブレンドされている。

巨乳・筋肉質・沖縄出身(!)な最強空手少女がさまざまな流派の格闘家と戦ったり剣士と無刀取りなんかしたりする。

そして何よりエロい。バトルしまくってるせいで男性ホルモンが活発になってクリが肥大化してパンツの上からも見えるくらいとか最高じゃないですか。抜ける。

92%還元ではないがニチブン独自のセールをやっており、1巻が32円でそれ以外の巻が243円。

外伝は主人公が違うのでバトル要素はないが、多くは言わん、デブ専の気が少しでもあるのなら絶対に読め。後悔はしない。外伝はエロすぎて発禁になった挿話があるほど。

こんな漫画が好きな人におすすめ→グラップラー刃牙、性食鬼、魔乳秘剣帖

 

BEASTARS

BEASTARS/板垣巴留(週刊少年チャンピオン連載中)

ズートピア

 いい意味でひどい。基本的には肉食獣が草食獣に恋をするというズートピアフォーマットなんだけど、あちらが狐であるのに対し『BEASTARS』の主人公は狼。

ヒロインの兎が「主人公が笑うたびに牙を剥くさまが本能的に怖い」とか言っちゃって絶対に分かり合えそうにない上にザ・主人公みたいな出自でザ・主人公みたいな行動、言動の演劇部の部長がヒロインの彼氏でしかもヒロインとは運命的な出会いをしている。

主人公勝てねーよ、と思いながら読むので「肉食獣としての本能が目覚めていつかバッドエンドになるのでは」とひやひやすることになる。掲載誌がチャンピオンだから間違ってえげつない結末になりかねないし。

コマ割りがすごく読みづらいはずなのにすらすらと読めるのが不思議な感覚で楽しい。また、作者が女性であるためキャラの性格なんかがいい意味で女性的感性によって作られており可愛い。

3巻に登場する医者はケモナーの性癖にドンピシャのはずが掲載誌のせいで日の目を見なかった。

こんな人におすすめ→ケモナー、悲恋好き

 

六道の悪女たち

六道の悪女たち/中村勇志(週刊少年チャンピオン連載中)

主人公が悪女に惚れられる呪いにかかってしまう、といういかにもチャンピオン的なラブコメ

とにかく「漫画」が上手く、ページ捲りや見開きを使った演出がすこぶる気持ちいい。

内容は果てしなく王道で、勧善懲悪なストーリーは爽快感がある。

個人的には前述の「呪い」が解けるタイミングがあり、そこでメインヒロインは呪いがなくても主人公のことを好いているのか、という命題が示されるのではないかと思っている。

2巻で描かれる恋愛観は必見。

最弱の主人公が強い悪女たちに助けられる、という展開が基本だが、惚れられている手前、どのようにして主人公の格を落とさないよう、読者に嫌われないよう悪女たちを使うかというのを気にして読むと面白い。

こんな漫画が好きな人におすすめ→エリートヤンキー三郎

 

きのう何食べた?

きのう何食べた?/よしながふみ(モーニング連載中)

近年では男女逆転『大奥』で有名なやおいの大家よしながふみのワイフワーク的作品。

2007年連載開始で作中でも同じ時間が流れているため、2009年から読んでいる身としてはま~つらい。筧さんが老いてくんだよなあ……。ケンジがあんなことになって……モーニング本誌で読んだときつらかった……。

中年ゲイの二人が同棲しているという設定なのだがリテラシーがとにかく高く、フェミニスト的な押し付けがなければ差別的な思想もなく、フラットな目線で描かれている。

キャラの描き方が上手く、リアルタイムで時間が進むため人生を追体験している感覚になれる。

今流行りの「食べるグルメ漫画」だが作者が食事好きということもあって他作品に比べてレシピが詳細で生活の知恵のようなものも多い。

食事描写が気に入ったのなら同作者の『愛がなくても喰ってゆけます。』もおすすめ。

こんな漫画が好きな人におすすめ→弟の夫、甘々と稲妻山下和美作品

 

賭ケグルイ

賭ケグルイ/河本ほむら尚村透(月刊ガンガンJOKER連載中)

既存のギャンブルを組み合わせたオリジナルギャンブルを使った作品。

ギャンブル自体もイカサマの種明かしのロジックも面白いが、それ以上に主人公の造形が面白い。相手のイカサマを利用して勝つ、というギャンブル漫画フォーマットはそのままだが、ギャンブル狂の主人公は「勝ちが確定した賭け」を嫌い、運勝負に持っていく(とはいえ漫画なのでまず勝つのだが)。

負けの代償が「死」や「借金一億」とかだと主人公は絶対に負けないなとメタ的に分かってしまうが、本作では「爪を剥ぐ」といったリアルな痛さを伴うリスクが設定されており、主人公が負けても話が進むようにできているので楽しめる。

ただ、4巻が死ぬほどつまらない。ちびる。現に私はパンツ三枚駄目にした。順番どおりに読まないと耐えられない、というタイプの人以外は飛ばすことをおすすめする。

こんな漫画が好きな人におすすめ→賭博黙示録カイジLIAR GAME

 

虚構推理

虚構推理/城平京・ 片瀬茶柴(少年マガジンR連載)

『名探偵に薔薇を』や漫画『スパイラル』、『絶園のテンペスト』で有名な城平京の同名作品のコミカライズ。

個人的にこの『虚構推理』と『丸太町ルヴォワール』は新時代の二大新本格ミステリだと思っていて、二作にはある共通点がある。つまり、ミステリとは真実を追うものではなくエンタメであればいい、という思想である。

コミカライズ版は『聲の形』のような優しい絵で読みやすい。

キャラが描けていない、気持ち悪いなどとも言われているがミステリとしては面白いし何よりミステリとしては面白い。

この作品が楽しめたのなら同作者が漫画原作の『天賀井さんは案外ふつう』は本作以上に舞台設定が狂っていて、異常な描写をしているにも関わらずちゃんと論理的な「ミステリ」になっているのでおすすめ。

こんな作品が好きな人におすすめ→メフィスト系作家、裏世界ピクニック、戦慄怪奇ファイル コワすぎ!

 

へうげもの

へうげもの/山田芳裕(モーニング連載中)

二十代のコレクター気質のオタクに読んでほしい作品。

千利休の弟子、後の天下一の茶道となる古田織部の半生を描いており、苦悩の前半、全盛期の中盤、晩年の後半と読み心地がそれぞれ違う。

三英傑の時代に生きた人物のため、織田信長豊臣秀吉徳川家康との関わりも描かれており、それ以外の武将も、主人公の織部が他の山田作品に比べてかなりトリッキーな性格をしているため、活き活きと描かれている。

死亡シーンが印象的で、上半身と下半身を切断されてなお死なない信長は信長を扱った作品で(ギャグの文脈で)よく言及されている。

抑制的な演出が特徴で、分かりやすく目立たせたりといったことはしないため、多少の歴史的教養は求められるが、それが理解できるとアメリカンジョークのように真意を楽しめる。

本誌では織部の死亡まであとわずかといったところなので今すぐ読んで最終話を迎えよう。

こんな漫画が好きな人におすすめ→センゴク信長協奏曲

 

衛府の七忍

衛府の七忍/山口貴由チャンピオンRED連載中)

作者は封建制度の悲哀を描いた剣術漫画『シグルイ』で有名だが、むしろ作者の本質はこういった作品にある。言ってしまえばコメディである。

とはいえ熊襲蝦夷、土蜘蛛、隼人といった歴史的に迫害を受けた民族が徳川幕府を倒幕するという真面目なストーリーラインはある。徳川家康を好きな日本人はこの世に絶対に存在しないので誰でも楽しめることうけあい。

特撮めいたアーマーを着た奴らが桃太郎の配下にある栗、蜂、牛糞、臼の化け物と戦うのだ、つまらないわけがない。

過去作のスターシステム的なキャラが多数登場するが設定上関係があるというわけではないので本作単体でも楽しめる。

絵がめっちゃ上手いんすよ。なのに画太郎みたいな馬鹿やってるって最高じゃないですか?

こんな漫画が好きな人におすすめ→ば、バガボンド……

 

ミトコンペレストロイカ

ミトコンペレストロイカ/まん○画太郎月刊コミック@バンチで打ち切りだバカヤローッ!)

画太郎の美少女といえば『まんゆうき』の娘々が有名だが、表紙詐欺ではなく素直に娘々のような美少女三人組がドラゴンボール的な球を集める漫画。

集英社の糞が打ち切った『ミトコン』をリライトした本作だが最近新潮社のアホによって再度打ち切りに遭ってしまった。

画太郎といえば打ち切り」とまで言われているが本作はかなりやる気があったように思え、世界観もかなり練られているので打ち切りが作品のギミックとして機能しているわけではなく、ただただ悲しく感じる。つまりそれだけ本作が面白いということであり、どうせ画太郎作品なんてだいたいが打ち切りなのだ、珍しく伏線の撒かれたファンタジー世界を美少女三人が冒険するってだけで読む価値はあるだろう。

こんな女性器が好きな人におすすめ→まんこ

 

悪魔のメムメムちゃん

悪魔のメムメムちゃん/四谷啓太郎(少年ジャンプ+連載中)

駄目サキュバスもの。

可愛らしい落第悪魔のメムメムちゃんが人間の命を奪えない、というコメディなのだが「このままだと殺されて魔犬の餌にされる」などハードな設定が飛び出してくるなどギャップが面白い。

先輩悪魔に「駄目な奴」扱いされていたり頑張ってるアピールだけしてみたりと見ていて何らかの傷が抉られる気がするが、反面、自分が勝てる敵が相手となると途端に舐め腐る屑な一面もある。

こんなゲームが好きな人におすすめ→月姫Fate/stay night魔法使いの夜

  

お尻触りたがる人なんなの

お尻触りたがる人なんなの/位置原光Z

アホ下ネタイチャラブ。

お前は読まなきゃ分からないのか?

こんな作品が好きな人におすすめ→純愛エロ漫画

 

外天楼

外天楼/石黒正数メフィスト連載)

名作『それでも町は廻っている』の作者が描く短編連作。

前半はメフィスト連載的なミステリを使った短編で、後半では連続したストーリーが 語られる。

コメディタッチの前半で張られた伏線を巧みに回収して一つしかない解であるラストに綺麗に繋がる、といった構成ではなくあくまで前半で使用したキャラを再利用している程度のものなので注意されたい。

 短編集では唯一ナンバリングがあり「短編集2」の副題のある『ポジティブ先生』以外は全巻セール対象となっているほか、『それ町』の全話ネタバレ解説が掲載されている公式ガイドブック『廻覧板』も実質144円なので、本編は買ったがガイドブックは高くて、という方も買うべきなので買おう。

それでも町は廻っている

日常の謎ミステリの到達点。読んでないとミステリの話をすることが許されない。

廻覧板

それ町のネタバレ以外のことが一切載ってないので最終巻最終ページまで読んでから読もう。全く情報がないがBD特典やファンの間で有名な未収録回もこっそり掲載されているし、まさかのあの漫画まで収録。

木曜日のフルット

週刊少年チャンピオンで連載中の見開き二ページ漫画。キャラではなく掛け合いで笑わせる古いコメディ漫画のような作りになっていてオチが楽しい。

ネムルバカ

単巻完結。すごく面白いので読んでない奴はアホ。

響子と父さん

単巻完結。ネムルバカと世界観を共通しているが単体でも楽しめる。背伸びしている感があるもの家族が描けていて温かい気持ちになれる。

Present for me

短編集。読んだことがないので読んだことのある人に感想を聞いてください。面白そうですよね。

探偵綺譚

短編集。ミステリやホラー、『世にも奇妙な物語』の原作になった作品からパチスロ漫画までバラエティ豊か。ホラー作品の理念が面白い。

 

ネオ寄生獣

ネオ寄生獣アフタヌーン連載)

 言わずと知れた傑作『寄生獣』のトリビュート集。えっ、寄生獣読んだことないんですか。今年から寄生獣読んでない人に人権ないことになったので読まないとやばいですよ。死ぬぞ。

竹谷隆之、韮沢靖、PEACH-PIT植芝理一、滝波ユカリ、平本アキラという名前だけ見てもこいつら何描くんだよ……って感じでマジで何描いてんだよとなるのがいい。

特に設定を逸脱しているわけでもなく、かといって置きにいっているわけでもなく、シリアス作品は丁度いい塩梅の作品ばかりで、前述のようなギャグ漫画家によるものもなかなか吹っ切れていて楽しい。

セール対象ではないが通常版フルカラー版共に1・2巻が無料(期間限定無料ではなく、一度購入すると永続的に読める)なので読んだことのない方はこの機会に。「通常版」は完全版ではなく初刊時の青年判(現在は少年判の新装版が発売中)を底本にしているため巻数・仕様の違いに注意。

こんな漫画が好きな人におすすめ→寄生獣

 

とりあえず買った作品や有名すぎて紹介するまでもない作品をあとで雑に追記します。

みんなもおすすめの漫画があったらコメントやリプライで教えてくれよな。

うかりっちゅとの約束だぜ。